• テキストサイズ

人間失格 -愛-

第18章 たんたん 15歳



たんたん


「·····」

たんたん

「·····」

何か叩いてる?

「坊や」

「·····」

「これが気になるのかい?」

「······」

「これは、ーーー」


ーーーー···

ハッ···。
(夢、随分と古い夢見たな)

忘れていた記憶はこびり付いたように消えない。

はぁ
(····私でもまだ縋っていたい記憶か)

此処に来る時に全て捨てたんだ。
なのに何故浮かぶんだろうか



(····起きてるのかな?)





✿✿✿


カチャッ···キイィ··
ペタペタ···
ギシッ··モゾ
(···寝ている)

「すぅ····すぅ····」

うと···うと
(····落ち着く)









「!?···???」

「すぅ··すぅ···」

いつの間に?!
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp