第3章 ほしいほしい
ガチャッ···
「湯のみ2つ用意···!?」
ドアを開けて最初に見たら光景は···
ぐでん····
「う~~····」
「太宰さんが倒れてる」
びくっ
「太宰さん!?···芥川くん」
ーーーーー······
とさっ
「うー···ん」
「ありがとう、芥川くんのおかげで無事に太宰さんを部屋に運べたよ。」
「疲れた····」
なでなで
「芥川くんは部屋に戻って休んでください、落ち着いたら私も行きますね」
こくり
「承知した」
パタン···
「さて、太宰さんボタン外しますね」
スーツのボタンを2つほど外す。
相変わらずの包帯だらけ····
「息が吸いやすくなりましたからね。私は行きます。」
私の返事には答えてはいない
だが話だけはしないとね
立ち上がり、歩きだそうとしたら····
ぱしっ
「うぉ···」
「····天音··?」
「太宰さん倒れていたんですよ?今は寝てください後ほどお冷持って来ますからね」
ふわ····