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人間失格 -愛-

第15章 ゆらよら



カチャ···キイィ
「太宰さん」

「······」

にこ
「貴方は死んではいけませんよ」

パタン



(死ぬなって言われても··)


血の味

感触を覚えた鬼は死ぬしかないんだよ。



ーーーー····


ぱちっ
(朝か···ん?隣に重み··)


「すよすよ···」

「·····!?」

私の隣で太宰さんが寝ていた


たらたら
(部屋案内したよね?私の部屋と勘違いしたのかな?···でも)


さらっ
「安心しきった寝顔ね」


☆☆☆

「あれからどうだい?」

ぱさっ
「これと言った事はありません、至って何処にでもいる男の子。」

たたた
ぎゅ
「天音疲れてない?エリスがいやすわ」

「ありがとうございますエリスちゃん」

「私をも癒して欲しいな~~」

「リンタロウはいや」

「そんなエリスちゃん可愛いな~~」
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