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人間失格 -愛-

第15章 ゆらよら




(見た目はまるで、周りを見てない。··流石に天音くんの事も見てないのか?)

ーーーー····

「太宰さん、新しい服を用意したので着替えてください」

じーーーー。
「······」

「太宰さん?」

「····君は?」

「部屋出ますね」

「腕···使えないから」

「!··分かりました。着替え手伝いますね」

背丈も小さくて、まるで何処にでもいそうなちょっとした裕福な男の子

でも君は左目に包帯
何処か悲しげで周りを見てない

「·······太宰さん」

「なに?···っ」


ぎゅ····。
「何かあれば私を頼ってください」

(むず痒い。でも安心する)

「····うん」

小さい君は小さく呟いた。

ップ
「出来ました、私は報告しに行きますので太宰さんはこの部屋でゆっくりしていてください」

「このマフィアは死ねるの?」

「·······」

「僕は死に場所を見つけに来た、だから死ねるの?」
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