第12章 ちりん
どきっ··。
「····っ」
思わず、胸が高なった
「どうした···の····」
目の前の君は
かぁ···//
「太宰さんの顔が···少し···緩んだから、私も嬉しくなりました」
がたん
「あー···もーー····」
「えっ太宰さん?!」
(嬉しいに決まってるよ)
君があんなに優しく笑って話してくれる所が、愛おしいんだよ。
ⅹⅹⅹ
「ありがとうございました~~」
からんからん
ぺこぺこ
「っ、太宰さん!出して貰うのは良くないです!」
「私がしたいからだよ」
「あー···っ。」
くん
「ん?どうした···の?」
「ありがとう··ございます。···治さん」
「·····」
ばたん
「太宰さん!?」