第8章 ごはん
ちょっとだけ夢を見た
小さい私が
誰かに頭を優しく撫でられてる。
親でもない
その人は優しく言った。
「治は頑張ってるよ」
それが嬉しくて、思わず抱きしめた。
そして·····。
ふっ··
「····大好き····」
目を開けると誰もいなかった。
その代わり優しい匂いがした
むくり
(久しぶりに寝れた)
匂いのする方向に足を動かすと
「~~♪」
「ーーーっ」
夢の中で会った人がいた
思わず
ぎゅ
抱きしめていた
「だ!、太宰先生?!」
はっ
「···天音··?」
「どうしたんですか?ちょっと苦しいです」
「····夢を、見たんだ」
「夢?」
「凄く懐かしくて」
指が勝手に動く
くいっ····。
「とても、優しい気分になれたよ」
「あっ、あの··せんせっ//(近い···!これじゃ)」
きゅっ
(キス、される···///)
ぐいいい····
「やっと見つけた····天音」