第8章 ごはん
ひょい
「先生~~····」
「すぅーー····」
(よし、寝てる)
「それじゃ太宰先生の家にお邪魔しますね」
「白麒麟起こさないのかい?」
「先生は原稿頑張ってくれましたから寝かしときましょ」
(やっぱり優しいな)
「太宰先生?」
「何でもないよ~~」
ガチャ
パタン·····。
ーーーー···
わなわな
「本当に何にもない···!」
「だって最近引っ越したんだもの~。今までは美人の隣にいれば何でもしてくれたし~」
「ちっ、ゴミ豚が(関白宣言ですね!)」
「今のは何方も言い方同じだよ?」
「まぁ、先生の家ですから私が書いた紙を見て生活用品買ってくださいね、うーんと···」
(···隣にいれば君は私を見てくれるのかな?)
「洗剤にスポンジ···あと、色々ありますよ先生」
(もし許されるなら何処までならいいのかい?)
カタン
「よし、出来た!次は寝室見てみましょうか!」