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人間失格 -愛-

第2章 あいあい



はっ
「···(つい話した)」

かたん··
「治さんは15歳、死ぬことより「生きてる」喜びを知りませんか?ね···」

ぽん、なでなで


頭を撫でられる。


何時ぶりだろう。


ーーーー···


「よく出来たね。太宰くん偉いよ」


ぽん


ーーーー····

血だらけの場所で撫でられた時より優しい


ぱしっ
「むやみに触るな。」


がたん
コッコッコッ···ぱたん

「撫でるの嫌なのか····(まぁ手当は出来たから大丈夫かな?)」



コッコッコッコッコッコッ···
かあああ
(ふざけんな!知らない知らない)


こんな感情知らない
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