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人間失格 -愛-

第2章 あいあい




消したい
消したい
気持ち悪いわるいわるい

だけど···


さわ··
「嫌な気持ちしなかった」


でも素直を知らないから、どうすれば···

コッコッコッ
「治さん!」

「···天音···」

はぁはぁ
「歩くの早くて追いつくの大変でした···」

「何··私は君と違って忙しい···!」

ぽん
「頭は嫌でしたなら、肩にしますね。任務お気をつけてください」

私は太宰さんに挨拶をしてその場を後にする
そんな時に···


「天音!」

ぱしっ
「!?、治さん?」

腕を掴まれた。
2回目

『········』

(また悲しそうな顔)

掴まれた手は冷たくて、
だけど、幼くて

だから私は太宰の手を握る

ぎゅ
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