• テキストサイズ

朝顔【刀剣乱舞】

第8章 本丸にアマビエ殿がやってきた!【髭切、膝丸他】



「……なにこれ?」





食堂の壁に奇妙な絵が飾られていた。


頭髪のような飾り羽根、胴体は鱗に覆われ、鳥のように口が尖っていて、耳の部分は魚のヒレのようだ。
しかも足が3本生えている。


こんな生物、地球上にいるのかと頭をひねっていると、後ろから声をかけられる。




「おはよう……あぁ、それを見てたんだね」


髭切と膝丸がちょうど食堂に来たところだった。

何か知っているらしい。



「この生き物を知ってるの?」

「うん……えっと、甘エビくんと言ったかな」

「兄者、甘エビではなく、アマビエ殿だ」

「これは魚か何かなの?」

「違うぞ、アマビエ殿は妖だ。先日からここに来ているのだ」

「えっ?」




今、何と言った……?

この本丸に、アマビエという妖怪が来ている?

ここには特殊な結界が張られ、時間遡行軍といった外敵が侵入できないようになっている。

にも関わらず、正体不明の妖怪の侵入を許したのか。




アマビエとは、何の妖怪なんだ?

悪さをする妖怪なら、対策が必要になってくる。


「……妖怪退治は専門外なのよ?!」








/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp