第2章 衣食住揃えば生きていけると思うんだ。
何人かの外に出た坊主が妖怪に襲われたらしい。
妖怪ウォッチは3DS派の祭です。
朝から騒がしいと思って大広間に行くと、人の形を保っていないぐちゃぐちゃの何かをみた。
吐いた。
そして後で聞いた話で妖怪という存在を知ったのである。
私が知ってる妖怪と違う。
というか、私が知ってる日本じゃない。
「あれ?ここ日本じゃないのでは?」
衣食住が揃っていたので何も考えてなかったが、ここが日本ではないことを、今やっと理解した気がする。
・-・-・-
「と、言うわけで妖怪って何よ」
ちらりと私の方を見ただけで自身の仕事へと戻っていく。
「いやいやいや、ねぇ、お姉さんに妖怪のこと教えてよ!私もうすぐ都市部に行くことになってるんだけど!?」
「歳的におばさんだろ。」
「あぁん!?」
「俺に聞くより師匠に聞いた方がいいだろ。」
「確かに。」
なるほどー、と納得して早速聞きに行こうとしたら江流に箒を投げつけられた。
いたい