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赤い月(銀魂 神威)

第5章 おまけ


計画を書きこもう!



※時は惑星FGよりもちょっとあと







さてさて、いつものように集会室に集まって参りました3人組み。

今日は珍しく一番最初に神威が集会室にいた。

何かあったのかと、私と阿伏兎は少し緊張気味に神威の机の前に並んだ。

すると神威はつまらなそうに私たちの前にデコピンで何かの紙を一枚飛ばしてきた。


その紙には、


『広報

時は金なり。生活の中の無駄をなくすために一日の計画を書いて提出のこと』

と書いてあった。


ぶっほー!

と阿伏兎は思いっきり噴き出して笑いだした。

「一日の計画って! ショーガクセイじゃあるまいし! 

ここまで落ちたか春雨はよー!」


「…たしかに、無駄をなくすことも大切ですし、組織をまとめるためにどんな生活をしているのかを知るのかって言うのも大切かもしれませんね」

と私が言うと、阿伏兎は私の肩を思いっきりぶったたいて、

「お前も真面目に取るなよ、あ~~~おかし~~~」

どうやら阿伏兎のつぼにはまったらしい。

「いや、だって…組織も大きいと、上部は下のことが全く分からないものでしょ」

「『下のこと』ねぇ。…まあいいけど。
こんなの正直に書く宇宙海賊はいませ~ん」

そう言って神威は指に広報を挟んでひらひらさせた。

「私、やります!」

誰もやらぬなら、私しかおるまい。

「やれば~?」

「何書くのよ。…仕事ないときの、このグダグダな生活書くわけ」

そう言って二人はあきれ返った。
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