第2章 ※
おまけ
「リリーさん達、遅ぇな…。」
「兵長の誕生日終わっちゃいますよ?」
「二人の事だから…今も自主練をしているのかもしれない…。」
その頃のジャン達は、リヴァイ達の登場を今か今かと待ち望んでいた。
「はッ!!!」
「どうした、サシャ?!」
いきなり周囲をキョロキョロ見渡すサシャの異様な光景に、ジャン達は警戒する。
「け、獣の気配を感じます!!」
「なんだよ、獣かよ……。てっきり敵かと思ったじゃねぇか。」
「声もしてますよ!もしかして兵長達が襲われてるんじゃないでしょうか?!」
「それはやべぇな!!助けにいかねぇと!」
サシャはリヴァイが飢えた獣だと、勘違いを起こしていた。
「リヴァイ兵長!リリーさん!大丈夫ですか?!」
メンバーが探しに行くと、そこにあった光景は
月明かりの下の中、行為で疲れ果てたリリーがリヴァイの肩に頭を置き、気持ちよさそう眠っている姿だった。
「あ?何の用だてめぇら。」
リリーを起こさない様、小声で喋るリヴァイ。
「あ、いや…やっぱり仲良いっすね。」
「当たり前だ。俺の女だからな。」
「ですよね、俺の女……………ってえええぇ?!」
「妹さんじゃなかったんですか?!」
「なんだ?!どう言う事だ?!リリーさん喰われちまったのか?!」
「私は、大体分かっていた…。」
「うるせぇ…一気に喋るんじゃねぇ。」
リヴァイとリリーが兄妹では無かったという衝撃な事実は、兵団や民衆にたちまち知れ渡るのだった。
〜おまけ終わり〜