第20章 「愛らしい小娘」/明智光秀
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「……ほう?」
着替えと朝餉を食べ終わった後、
私と光秀さんは広間に着き、
そこで集まっていたみんなに報告をすると、
信長様は面白そうな顔をして私をじっと見つめていた。
「縮んでしまうとは……!
舞、何も身体に異常はないんだな?」
「は、はい秀吉さん。
身体が縮んだこと以外は特に何もないよ」
秀吉さんの勢いに驚いて少し声が裏返ったものの、
今の私の状態をしっかりと説明することができた。
「縮んだ原因を調べないといけませんね」
つい先程までいつもなら素っ気ない態度をとっていた家康でさえも驚いていたのだが、
状況を呑み込めたようですぐにそう言ってくれた。
「そうだな、その身体じゃ不便だろ」
光秀さんの隣に座っていた政宗が、
愉しそうに私の頬を突きながらそう言う。