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イケメン戦国 《短編集》

第3章 「会いたくてたまらない」武田信玄





七日ほど前に信長様から久々に手紙が届き読んでみれば、
久々に顔を見せに来いという内容が書かれてあった。
確かに前に会ったのはいつだっただろうか?

それから信玄様に相談してみた。
苦い顔をされたが、
渋々といった感じで了承してくれた。
ただし一人で行くのは危険だと言うことで、
同じ現代人仲間の佐助くんなら危険な真似はしないだろう、
という信玄様の考えと信頼の元、
私は佐助くんと一緒に久々に安土城へと向かった。

久々に帰ってみればみんな変わってなくて、
前と同じように接してくれた事がとても嬉しくて、
佐助くんも持ち前のコミュ力とありふれた知識量のおかげなのか、
信長様と話の気が合うようで楽しそうにしているのを見た。
佐助くんの大ファンの家康には、
何だか嫌そうな顔をされていたのは笑っちゃったけど(笑)

五日間安土城で暮らし、
また佐助くんと共に信玄様の待つ春日山城へと帰路に着いた。


五日ぶりに信玄様に会えるのが嬉しくて、
早く会いたいな~と思いながら城内へ入っていくと、
信玄様が優しく微笑みながら、
「お帰り」と言ってくれて、
会えたことが嬉しくて、
信玄様に駆け寄り「ただいま帰りました、信玄様」と、
心から笑みを浮かべることができた。

するとギューッと抱きしめられらて、
耳元に小さく低い声で、
「久々に会えたんだし、沢山甘やかしてもいいよな?」
と言われてしまった。
自分でも分かるくらい顔が熱くなって、
恥ずかしくて照れてしまったけどこんなの答えは、
イエスとしか思い浮かばなくて小さく頷いた。


【the end】
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