第19章 「密かな誓いと幸せを」/織田信長
きっといつしか見れるかもしれない。
信長様が望んだ世の中が。
掲げていた待望を成すところをこの目で見れるかもしれない。
私は知っているから。
これから先の未来、
誰もが平等で平和な世界が来ていることを。
それを信長様達が……
この時代に来て大切になった人達が創ったということを。
役に立つことができるのならやれることをやろう。
これが私が密かに掲げた目標なのだから。
『幸せ』という感情を、
あなたが知れたならば私もとても幸せなんです。
ずっとそばにいる。何があっても、支える。
これから先きっと考えの違いで仲違いしてしまうかもしれない。
でもそれも人として鬼や魔王なんかじゃない。
ただの人間として生きるには必要なことだから。
躓くことも絶望することもきっとあるかもしれない。
だけどどうか最期には『幸せだった』と言えますように。
【the end】