第19章 「密かな誓いと幸せを」/織田信長
とはいえ絶賛お仕事中だから、
夜に渡しに行こうかなと考えて、
宴の準備をしている秀吉さん達の手伝いをしに行こうか暇だし。
なんて考えて早速行動に移そうと思った。
「舞」
後ろから威圧感のある低い声が聞こえた。
だけどこの声は私の愛する人の大好きな声だ。
「信長様っ!どうかしたんですか?」
「来い、遠乗りに出掛けるぞ」
え……と困惑してる暇もなく、
さっさと城の外へと連れ出されてしまった。
仕事は良いのだろうかなんて不安もあるけど、
二人きりになれるのは嬉しいなと思い、
そのまま抵抗することなく外へと歩き出した。