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イケメン戦国 《短編集》

第10章 「また会う日まで」上杉謙信


段々と秋から冬へと変わっていく季節。
この時代に来て半年は経っただろうか。

舞は肌寒い城下町をてくてくと歩いていく。
今日は四件の依頼を受けていたお客さん達へ納品しに城下町を駆け回っていたのだ。

「(今日の分は終わった……。
早く帰らないと秀吉さんに怒られるな)」

冬用の着物を納品しに訪ねて、
デザインを見てもらうと、
とても嬉しそうにしてくれたのが逆にとても嬉しくて、
私は自分でも自覚するほど上機嫌だなと自嘲しながら、
安土城へと続く道を歩いていく。

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