• テキストサイズ

狂愛-BLACK LOVER-

第5章 犬が狼に変わる時※R18※


じりじりと迫る金色の瞳。

濡れた銀髪はいつもの無造作ヘアーではなく、かき上げられていて男の色気を放っている。

細いと思っていた体は逞しく引き締まり、よく焼けた肌には所々に傷がある。

その傷すらも妙に艶っぽく見えて、私は目が離せなくなった。

「お前は俺のこと、アイドルとして好きなんだよな?」

ドン!
遂に壁まで追い詰められてしまった。

両腕を顔の横に当てられ、足の間を膝で割られ身動きが取れない。

「...俺だって男なんだよ。...わかってんのか?」

顎をぐいっと持ち上げられ、噛みつくようなキスをされた。

「んんっ...!ふぅん...!ぁッんっ」

初めての感覚に、脳がついていかない。

逃げる舌を絡め取られ、吸われ、甘く噛まれ...そう繰り返されるうちに、息が乱れ頭が痺れてきた。

クチュッ、ちゅ、クチャ...。

卑猥な水音が空間に響き渡る。

「俺が裸で出てくることわかってて、こんなカッコで居やがって」

少しチャックが下がっていた胸元からは、うっすらと谷間が見えていた。

自分の服をブカブカに着る女に男は欲情することも、ウブな舞美には知る由もなかったのだ。

再び唇が重ねられ、背中に手を入れられてブラのホックを外される。

「あッ...んゃ...だめだよミズキくん...ッ」

力の入らない手で抵抗しようとするも、あっさり捕まえられてしまった。

「んな声出されて...止められるワケねぇだろ」

唇を解放されたかと思うと、首をねっとりと舐め上げられた。

「きゃっ...!」

背中がゾクゾクする感覚に、足が震えてしまう。

「こんなんで立ってらんねぇのか?...しょうがねぇな」

ふわりと抱き上げられると、そのまま首に噛みつかれる。

食べられてしまうのではないかと思うくらいの激しい所作に、私は必死で抵抗した。

「ミズキくぅんっ...こわい...やめて...?」

見上げながら言ってみたけど、逆効果のようだった。

「...お前、やべーな」

どさりとベッドに降ろされ、再び激しく口付けられる。

同時に胸を揉まれ、凝り勃った先端を指先でコリコリと弄られた。

「あぁッ...!ゃん...だめ、それぇ...っ」
/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp