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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第41章 神酒


ある日突然本丸に届いた荷物。その数10箱。
仕事が一段落したので中に一体何が入っているのだろう、とワクワクしながら早速開けてみれば…

なんと中には綺麗に梱包されたお酒。みるからに高級そうなお酒が段ボールの中に所狭しと並べられている。


通りで重たいと思ったわけだ…


数が多いからと取りあえず広間に運んで貰ったこの段ボール。
そういえば…こんな重たい荷物、手伝ってくれた刀剣達は随分軽そうに持っていたのを思い出す。骨喰くんなんて私と背丈がそんなに違う訳でもないのに…

刀剣男士ってやっぱり凄いなあ。


「わあ…」


瓶を手に取り、綺麗な色に思わず歓喜の声を上げれば、近侍の次郎ちゃんが覗き込んできた。


「ちょっとどうしたんだい?こんなに沢山のお酒!!アンタが買ってくれたのかい?」

「私じゃなくて政府からみたいなの」


次郎ちゃんは荷物の正体がお酒だとわかった途端、中身を取り出して頬ずりしている。

刀剣達がこの荷物を運んでくれている時、書類の最終確認をしてもらっていたからこの荷物の存在を今初めて知った次郎ちゃん。

その姿が微笑ましくて「良かったね、次郎ちゃんっ」と声を掛け、中に入っている白い封筒を開ければ、政府のロゴが印字された文書が入っていた。


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