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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第37章 修行


どうにもならないので半べそをかきながら仕方なく玄関に向かった。幸いまだ大倶利伽羅さんは帰還していないようだ。

鶴丸達は大倶利伽羅さんが帰ってくるまでに、濃すぎる偽倶利伽羅の神気を少しでも薄めた方が良いといい、私にくっつきだした。


「口吸いするわけにはいかないが、せめて他に出来ることはやっておくに越したことはないと思うんだ!きみ、少しの間だ、我慢しろよ」
「主ちゃん、ごめんねっ!今からする事に下心はないからねっ」
「主!苦しかったら言えよ?」


私の正面からぎゅっと抱きつく貞ちゃんの後ろから光忠が私を貞ちゃんごと抱き締め、私の背中には鶴丸が抱きついている状態だ。

おしくらまんじゅうのようにぎゅうぎゅうになっていて視界が見えない。暫くの間ぎゅうぎゅうされながら耐えること数分…

一瞬辺りが明るくなったような?光ったような気がした…?


「あんたにもわかるだろう、俺の力が。慣れ合わなくても、これなら勝………………」

「僕の神気少しでも付いたかな?」
「少しはましになったんじゃないか?」
「なあ!伽羅帰ってきてねーよな?」
「本当に?薄まったの?大丈夫なの!?」

「…おい」


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