刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第35章 お風呂での秘め事
体の中で燻る熱をどうにかしたくて、堪らず秘裂を弄る彼の手を身を捩りながらぎゅっと握ると、ふ、と微かに笑った彼がそれに応えるように秘芯を転がしながら激しく指を動かし、同時にもう片方の手でずぷりと指を深く挿入してから良いところを一気に擦りあげた。
彼に与えられる快感によって身体がくねり、お湯がパシャパシャと音を立てて波を作る。
「あぁあっっ………ッ!」
もう私の身体の隅々まで知り尽くしているといった感じで攻め立てる指使いに、簡単に絶頂に導かれる。そして力を失った身体はくたりと大倶利伽羅さんにもたれ掛かった。
「はあ……ぁ…」
「…あついか?」
「はぁ…う…ん、ちょっとだけ…」
大倶利伽羅さんは突如私を抱き上げ、浴槽の縁に座らせた。縁の横は物を置けるスペースがあるので人一人くらい余裕で座れる作りになっている。
そしてお湯から引き上げられたことにより体にまとわりつく泡は肌を伝ってどんどん下に落ちていき、徐々に露になる素肌。
「やだ…は、ずかしい…」
電気を消しているとはいえ、プロジェクターが付いているので真っ暗ではない。
ついさっきまで話をしているときはロマンチックだったのに、大倶利伽羅さんに溶かされた今は怪しげな光を放っているようにしか見えなくて、体にも写し出された海の生物がとても厭らしくみえた。