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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


「もうっあるじさんったらぁ♡」
「ふふ…伽羅ちゃん照れてるね」
「驚いた、きみもなかなか積極的だな!」
「主よ、俺の胸も貸してやろう!どーんとこい!」
「主君もやりますね」


「あの、その…そんなつもりでは…ひえぇ…ごめんなさいごめんなさい!!」


その後、皆を急かして演練会場を逃げるように後にしたのは言うまでもない…そして暫く演練行きたくない…と思ったのだった。


 …

 …


「主…ご友人の本丸とはいえ、何が起こるかわかりませんのでくれぐれもお気をつけ下さい」

「うん、大倶利伽羅さんも光忠も一緒だし大丈夫だよ。長谷部と国広くん、急で申し訳ないけど留守の間をお願いね」

「ええ、勿論です」
「ああ、心配するな。任せておけ」

「燭台切と大倶利伽羅、主を頼んだぞ」

「長谷部くん、僕らが必ず守るから心配無用だよ。というか…長谷部くん…山伏くんと山籠りしに行ったって聞いてたけどなんでここにいるんだい?」

「あんな修行にいつまでも大人しく付き合ってられるか!あいつが滝修行してる間に隙を見て抜け出してきたんだ!」


フンッと鼻を鳴らし得意気に話す長谷部。

あれから本丸に帰り、手続きは済んだからいつでも大丈夫とメールで連絡を受けたので、今から彼女の本丸へ行くところである。


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