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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


「伽羅ちゃん、宴…戻らなくていい?」

「あぁ、慣れ合うつもりはないからな」

「…そっか、ふふ」


久々に聞いたセリフに思わず笑みがこぼれる。
私とは沢山慣れ合ってくれているのが本当に嬉しい。


「もう寝るか…明日も早い」

「…うん」

「近侍の間はあんたと寝たい…いいか」

「…っ、い、いいけど…」


それは、つまり…えっと、毎日してもいいか?って言われているんだろうか。ま、まさかそんな…と一人で恥ずかしくなり俯いていると、私の考えが分かったのか大倶利伽羅さんが困ったように首の後ろを掻いた。


「今日は何もしない…あんたの側に居たいだけだ」


大倶利伽羅さんの言葉を聞き、自分だけが厭らしい事を考えていたことに恥ずかしくなり、慌てて言葉を返す。


「あ、うん…っ、私も、伽羅ちゃんと一緒に居たい…でも、ベッド狭くないかな、大丈夫?」


私のベッドはセミダブルだけど、大人二人で一緒に寝るとなったら狭いと思う。


「問題ない…」

「そ、そお?」


それからお風呂に入り、寝る支度をして部屋に戻ると、既に大倶利伽羅さんがベッドに腰かけていた。


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