• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第9章 ハプニング


そして、宴会当日。
全ての業務が終わった頃にはもう外は真っ暗になっていた。どうして毎日毎日こんなに書類仕事があるんだろう。肩が凝って仕方がないっ!


「ふぁ~!」


大きな声で天井に向かって手を伸ばし、思い切り伸びをしていたら一期さんが向かいの席でクスクスと笑っていた。


「す、すみません…」

「いえいえ、お疲れさまでした。主、宴の前に湯浴みで疲れを落とされては?」

「あ、お酒飲んだら寝ちゃいそうだし、出来るなら入ってしまいたいですけど…空いてるかな?」

「弟達には早めに入るよう伝えておりますので、今の時間帯空いているかと思いますよ」

「そうなんですか!?じゃあ空いてたら入っちゃいますね!一期さんも今日はもうゆっくりして下さい。お疲れさまでした」


流石お兄ちゃん。
普段から弟達の面倒を見ているからか、色んな事に気が利く。

早足で廊下を歩いていると、途中でお風呂上がりの貞ちゃんに会ったのでお風呂に誰もいないか見てもらった。


「誰も入ってないぜ!」

「ありがと貞ちゃん」

「主、元気になってよかったな!ちゃんと立て札かけろよーー!」

「はあい!ありがとうっ」


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp