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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


「おはよう…」


朝、目が覚めたら大好きな温もりに包まれていた。
昨晩の事もあり照れ臭さを感じながらも、その温もりに身を寄せる。


「…体は」

「ん、大丈夫…」

「…そうか、だが無理はするな。辛かったら今日は休んでおけ」

「ありがとう。でも平気だよ…」


下腹部とあそこに鈍い痛みはあるものの、このくらいで休んだら皆に迷惑がかかってしまう。

というか…

それよりも…


「…ッ」


二人とも裸って事に気付いてしまい、途端に羞恥に襲われた。でも、何も着ていないけど身体はすっきりしている、ような…?

大倶利伽羅さんが拭いてくれたんだろうか…そんな事を考えていたら更に動転してしまい、朝から心臓がこれ以上無いくらいに騒ぎ出した。

その様子に気付いたのか、大倶利伽羅さんはまだ眠そうな顔をしながらも不思議そうに私を見つめている。


「ふ、服!着てない!は、裸っ!!」

「…それがどうした」

「それに身体綺麗になって、る…?」

「ああ、それなら俺が清めた」


き、清めた!?やっぱり寝ている間に身体を拭き拭きされてたっ!全然わからなかった…


「は、恥ずかし…」

「あんたあの後すぐ寝ただろう」


あの後…
は、恥ずかしいっ!!


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