刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第8章 審神者会議&病院へ
木曜日の午前中、一期さんと書類仕事を片付けていると、煙と共にこんのすけが現れた。
「審神者様!」
「こんのすけ、もしかして検査結果?」
「はい!お喜び下さい。特に病気とか、異常はありませんでしたよ!だからといって無理は禁物ですからね!」
パッと一期さんを見ると、ほぅと一息ついてとても安堵したような顔をしていた。その様子から私が思っていた以上に心配をかけてしまっていたんだな、と感じた。
私の霊力でみんなが人の体を保って戦ってくれている。私に何かあったらこの本丸も…
そう思ったら私一人の体じゃないんだ…と今更ながら痛感した…
こんのすけは政府にも伝えてきます、と言い煙と共に去って行き、審神者としてもう少ししっかりしなければ、と暫く自問していると、一期さんが柔らかな笑みを浮かべながらこちらを見ていた。
「主、約束は覚えておいでですかな?」
「勿論です!絶対一期さんも一緒に遊びましょうね!」
「楽しみにしております。弟達もさぞや喜ぶでしょうな」
「休日が楽しみですね!」
時計を見るともう昼餉の時間になっていたので、一期さんとそのまま広間に向かった。