刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第33章 幸せな痛み
そのまま愛撫するように秘芯も擦りあげられると、彼の先走りと私の蜜が絡み合い、卑猥な音が静かな部屋に響き渡る。
「…っふ、ぅ…」
緊張で少し乾いてしまったそこが十分に濡れそぼったのを見計らい、大倶利伽羅さんが口を開いた。
「いくぞ…」
再び小さく頷くと、足を開かされ、硬くて熱い欲望がグッと押し当てられる。
く、来る…
思わず歯を食い縛った。
それとほぼ同時に湿った音を立てながら、先端が私の中に沈み込んでゆく。
「あっ、んん……っ!」
「っ………き、つ…」
彼が入って来た事で生理的な涙が頬を伝った。
それに気付いてハッと大倶利伽羅さんの動きが止まり、そっと涙を親指の腹で拭い、ちゅ、と瞼に口付けされた。あんなにも解されたはずなのに、下半身が燃えるようだった…でも彼をどうしても受け入れたかった。
「だいじょ、ぶだか、ら…」
そう伝えると、ゆっくり入ってきては少し戻し、またゆっくり入ってきては戻されを繰り返し段々と奥へ進んでいく。
「は……くっ」
「伽羅ちゃ…、…っ」
「っ…少し…力を、抜け…」
「ぅ、あっ…わ、わかん…な、いっ」
体が壊れてしまうのではないかと思うほどの圧迫感に耐えるのに必死で、どうすればいいのかわからない。
「ッ、お、くりから……っっ」