刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第31章 近侍 大倶利伽羅
春の陽気がポカポカしていて今日はとても気持ちがいい。
そして…
今週は大倶利伽羅さんが近侍の週。
刀剣が増えて中々回って来なかった順番が遂に回ってきた!
それにここ最近は大倶利伽羅さんは夜戦組だったので、すれ違いが続いていてゆっくりする時間もなかった。
一週間ずっと一緒、と思うとドキドキが止まらない。そして自然と顔がにやけちゃう。
「大倶利伽羅さん…この編成なんだけど」
「どれだ」
新しい戦場の編成について聞きたいことがあり、パソコンの液晶画面を指差すと大倶利伽羅さんがスッと立ち、近づいてきて私の後ろに立つ。
そして座っている私の真後ろから、机に手をかけ覆い被さるように画面を覗いた。
近い…
腕とか体に触れている…
どうしてこんなにもドキドキしてしまうんだろう。お付き合いしてからもう四ヶ月以上経つというのに。
それに今は仕事中なのに、仕事中なのに!こんなんじゃダメなのに!
「あぁ、これだと偵察値に少し不安が残るな…」
「あ、やっぱりそうだよねっ」