刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第8章 審神者会議&病院へ
少しドキドキしていると…あれ?大倶利伽羅さんの耳が赤い、ような?気がした。もしかして照れてるのかな…
言葉はきついけど、照れている姿を見てしまってなんだかとても嬉しくなりつい頬が緩んだ。
――思えば、顕現した当初は『慣れ合うつもりはない』と突き放されて…戦いに行っては傷を負って帰ってきて手入れも拒否されたり散々だった。
その頃に比べたら今日なんて、手も繋いでくれておんぶまでしてくれてる。
素っ気ないけど優しくて…本当は街中歩くのも嫌だろうに…こんなことまでさせて、迷惑ばかりかけてごめんね…
そんな事を考えながら、ゆらゆらとおぶられていたら、眠たくなってきていつの間にか寝てしまっていて。
何やら声がして目が覚めた。
「大倶利伽羅さん、ごめんなさいっっ、寝てしまってました!すぐ降りますっ」
そのまま降ろしてもらい、寝てしまっていた事をひたすら謝った。
「大将!大倶利伽羅の旦那におぶられて帰ってきたから、また倒れたのかと焦ったぜ」
「ちょっと疲れちゃって…すみません!」
わちゃわちゃしていたら大倶利伽羅さんが、先戻っている、と行ってしまった。