• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第29章 エイプリルフール?


「鶴丸はお仕置きとして、明日の24時間遠征に急遽参加決定です…」

「なっ!きみっ、それは職権乱用だぞ!そういうのをパワハラって言うんだぞ!それに確かにうそはついたが、きみはいい思いをしたはずだ!」

「何とでも言いなさい…」

「あっははは!これは行くしかなさそうだねえ」

「訂正してくれないなら、伽羅坊も道連れだ!丸一日顔も見れなくなるぞ!どうだ、寂しいだろ」

「大倶利伽羅さんは夜戦組だから無理だよ、ね?次郎ちゃん。これを気に主に対していたずらをしようなんて考えは捨てなさい…それに一日遠征は経験値結構貰えるから練度上がるよ!鶴丸も美味しいよね!」


次郎ちゃんは笑いながら鶴丸の背中をバシバシ叩いていて、その馬鹿力に鶴丸はウグっと吐きそうになっていた。

そして次の日鶴丸は、嫌々ながらも他のメンバーに連れられ『奥州合戦』へと出立していったのだった。


「帰ったら最高の驚きをきみにもたらすからな、覚えてろよ!!」


と捨てセリフを吐いて。

帰ってすぐではないが、忘れた頃に最悪の驚きをもたらされることになるなんて、この時の私は知る由もなかった。


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp