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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


次郎ちゃんなんてあんなに飲んだくれてるのに、いつもピンピンしてるし。


…それよりも、私が恥ずかしい事を言った事を彼が覚えていないのは都合がいいけど、大倶利伽羅さんが私に抱きたいとか好きだとか色々言ってくれた事を覚えていないのが、なんだか寂しくて少し意地悪したくなった。


「伽羅ちゃん…私に、好きだとか色々言ってきた上に、一杯ちゅうしてきた」

「…!?」


大倶利伽羅さんは、目を見開き途端に顔を少し赤らめぱっと目を逸らした。可愛い…!照れてる!!
もっと照れている姿を見たい!


「あんなに恥ずかしい事沢山言ってくれたのになぁ…覚えてないって酷いなぁ。ショックだなぁ…」

「…」


掌で顔を覆っている…よっぽど恥ずかしいらしい!可愛い!可愛い!えへへ~とついつい顔がにやけて、次は何て言おうかな~と思ったのも束の間…


「……それで?あんたは俺の言葉に何て返したんだ」

「え…」

「まさか無言って事はないだろう?」

「う…」

「…何て返してくれたんだ?」


私も欲しいとか私も好きとか言った、なんて恥ずかしくて言えるわけがない!


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