• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第27章 反動


それが何か分からなくて、不思議に思っているとまたヒラリ…ヒラリと落ちてくる。

これ…大倶利伽羅さんの誉れ桜!?


「…」

「ひぇっ!起きてっ!」


大倶利伽羅さんが誉れ桜を戦以外で出すなんて珍しすぎて一瞬理解が追い付かなかった!!というか初めて見たかも知れない。


「……起きてた」

「い、いつから!?」

「山姥切が来た時からだ…」


それって私が起き上がろうともがいてた時、既に起きてて寝たふりをしていたってこと?わざと捕まえていた?


「~~っ!」

「…どうした」

「い、いえ…後でご飯持ってきてくれるって…だからそれまでまだ寝てていいですよ?」

「あんたの口付けで目が覚めたからもう眠くない…」

「…っ」


恥ずかしい!寝てると思ったからしたのに!
顔から火が出そうだ。また熱が上がりそう…

羞恥に襲われ硬直してしまっていたら、肩口に顔を埋められグリグリされた。
その後じいっと見つめられる。


「もう…してくれないのか」

「え…」

「…」


キスの事を言っているんだとわかってしまった。
そんな甘えた目で見つめてくるなんて…そんな顔されたら無理ですなんて言えなくなってしまう!


「あの…目、瞑ってくれ、ますか…」


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp