• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第25章 真夜中の出来事


もじもじしながら答える私の隣で、鶴丸は目を見開いている。

え…?私なんか変なこと言ったの、かな?
あ!擬音だらけだから、意味が分からなかったとか?


「お、驚きだぜ…お子さまの恋愛じゃないか。きみ達はそれで満足しているということなのか?まさかそこまでとは…何と言ったらいいのか、ああ…これは考えものだな…どうしたもんかな…」


好き勝手な事を言いながら、鶴丸は頭を抱えている…


「伽羅坊がそこまで奥手だったとは、いやあ、驚いた驚いた…」

「そんなに驚くことじゃないと思うんだけど…」

「よし!俺に任せろ」

「え?…な、何を?」

「伽羅坊がその気になるように、俺が手助けをしようじゃないか!」

「はあ!?」


何を言い出すのかと思えば…
手助けって何?
鶴丸には悪いけど、ろくでもない事を考えていそうで怖すぎる。


「あのぅ…申し訳ありませんが、ご遠慮させていただきます…」

「遠慮なんてする必要はないぞ!大船に乗ったつもりで任せておけ!!」

「待って待って!そんな風に言うけど、私達お付き合いしてまだ二ヶ月ちょっとしか経ってないんだよ?全然奥手じゃないもん、それに私今のままで十分幸せだし手助けなんていらないです!」


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp