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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第25章 真夜中の出来事


夜遅くに目が覚めた。
時計を見ると夜中の2時過ぎ。

ここのところ少し難しい任務が続いていて、手入れする事も多く疲れが溜まっている。審神者というのは霊力という目に見えない力も奪われているため、疲労が溜るとかなり辛いものがある。

疲れを癒すために早く眠りについたはいいけど、そんなときに限って目が覚める。

寝ようと思っても、逆に頭が冴えてくる…
こういう日は、そのまま眠れなくなる事が多い。

3週間という長い任務は、明日でやっと無事終了する事が出来る。
忙しく過ごしている間に、待ちに待った自分専用のお風呂増築工事も完了した。

そして明後日は久々の休日ということもあり、短刀ちゃん達に誘われてゲームとかくれんぼをする予定だ。

布団の中に入って無理矢理目を閉じるも、寝付けそうにないので早々に寝るのを諦めた。

気分転換に温かいお茶でも飲もうかな、と疲れた身体を引きずり厨に向かおうと執務室を出たら、何故か近侍部屋の廊下に面した方の障子が開いている。

中を覗くと空っぽで、布団も敷かれていない。近侍である長谷部はまだ起きてるということだろうか…。


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