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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第3章 勝手な行動


大倶利伽羅さんが顕現してからは、彼の練度上げも兼ねて国広くんを隊長にして、光忠、長谷部、薬研、前田と共に出陣してもらっていた。

が、何故か度々大倶利伽羅さんだけが中傷に近い重傷、中傷等々、、で帰還してくる。

隊長の国広くんが申し訳なさそうにしている中、光忠は苦笑していて、長谷部はあんなやつ隊から外してください!士気に関わりますと本気で怒っていた。

始めは練度の低い彼だけが集中攻撃でも受けているのだろうかとも思ったけど、そうではないらしく、命令も聞かず一人で突っ込んでいったりと色々らしい。

どうしてそんな無茶をするのか、一度手入れ中に聞いてみたら「目の前に敵がいるから、ただそれだけだ」と言われた。


「ちょっと!大倶利伽羅さん!!手入れしなきゃダメです!怪我してますよねっ!そのままじゃ出陣させませんからっ」

「俺がどこに行こうが、俺の勝手だろ」

「なっ!だ、ダメです!!誰か止めてっ」

「はいはい、伽羅ちゃん観念しようねっ」

「くそっ!離せ!」


怪我をしているのに構わず出陣しようとする大倶利伽羅さん。それを光忠が止めて手入れ部屋に連行。

――そんな事が日常茶飯事だった。


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