刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第49章 刀剣男士の苦悩と決断
「刀剣男士の統率状況、任務遂行能力、本丸運営の安定性…いずれも問題なし。むしろ――『良好』と記されていますね」
こんのすけに言われて初めて自分で読んだ内容に真実味が増す。肩の力が音を立てて抜け、その場にへたり込みそうになるのをどうにか堪えた。
「正直に申し上げますと…審神者様。この評価、簡単に出るものではありません」
こんのすけは、少しだけ声の調子を落として話を続ける。
「ですが、この本丸は…ちゃんと積み重ねてきたと政府も判断したのでしょう」
「皆のお陰、だ…」
「ええ…そしてそれをまとめ、支えてきた審神者様の働きもきちんと含めて、です」
そう言ってこんのすけは少し誇らしげに微笑んだ。手にした紙を見下ろしながら胸の奥がじんわりと熱くなる。良かった…本当に…一時はどうなることかと思ったけど、この本丸は認められたのだ。
「まあ、憑依の件がバレていたら、と思うとヒヤッとしますが…」
「それは本当にそう…」
まあ、終わりよければ全て良しです!とこんのすけは笑いながら言った。
その日の夕刻、広間には刀剣たちが集められていた。
「改まってどうしたんだい?」
「何かあったのか?」
そんな声が上がる中、こんのすけが一歩前に出で口を開く。