刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第49章 刀剣男士の苦悩と決断
「まだ真っ昼間だ…中に出せばあんたの仕事に支障が出る」
そう言いながら、大倶利伽羅さんは机の上にあるティッシュを数枚取り、私のお腹の上の白濁を拭う。
何故か悲しかった。離れていたから、あんな事があったから不安で仕方なくて……だからこそ大倶利伽羅さんのが中に欲しかった。
「中に、出して欲しかった……」
「……っ」
ポツリと零れた言葉に、大倶利伽羅さんが目を見開き息を呑む。
「あ!や、やだ……ち、ちがうのっ」
「何が違うんだ…」
少し口角を上げた彼が意地悪そうに私に問いただす。恥ずかしすぎて何も言えなくなった私に、大倶利伽羅さんは耳元で「解決したらな」と言った。
「解決……?」
「あんたが気にすることじゃない」
「で、でもっ」
解決とは何のことか聞き直すと、お腹に吐き出された白濁を拭い終わった大倶利伽羅さんは私を引き寄せ、愛おしそうにおでこに軽く口付けた。そして耳元でこう言った。
「俺に任せておけ。あんたは何もしなくていい」
……――そしてその夜。
大倶利伽羅さんに抱かれ、資材庫で少し休んだ後、途中だった資材庫の棚卸しも大倶利伽羅さんと頑張って終わらせた。ほとんど彼がやってくれた訳だけど…
その夜、大倶利伽羅さんにしっかり寝ろ、と言われたこともあり、ずっとまともに眠れていなかった私は、ぐっすりと泥のように眠りについたのだった。