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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第14章 それぞれの想い





ギャァァァ

俺の刃は防げないっ!!



国永が捕まったんだろう、自業自得だ。
なのにこいつは大丈夫かなと国永の心配をしている。
大丈夫じゃないのはあんただろ。思わず溜め息が出た。

執務室に戻るために抱き上げると、こいつの上半身に回した俺の手が、横の胸の膨らみに触れてしまった。その瞬間服をめくった時のこいつの背中が鮮明に思い出され、罪悪感に襲われた。何を考えているんだ、俺は…

邪な考えを打ち消して執務室に向かった。


松葉杖だと?危ないだろうが…
あんたはドジなんだ。
また転ぶに決まっている。
それに俺が側にいるんだ…
そんなもの使わせるか。


俺一人で十分だ



大倶利伽羅side、終
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