刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第48章 忍び寄る魔の手
「だから言ったじゃありませんか……」
「……だって、そんな子じゃなかったし、違うって信じたかったんだもん…」
「お気持ちはわかりますが……これからどうするおつもりです?いっそのこと閉じ込めておきます?」
「いくらなんでもそれは現実的じゃないしそんなことまでしたくない…」
「そうおっしゃると思いました。……なら何とか一週間やり過ごすしかありませんね…」
「…」
何となく駄目なんじゃないかと思っていたけど…頭の隅ではわかってはいたけど…いざ現実を突きつけられると絶望的な気持ちになる。
こうなったら光忠も言っていたように、シーちゃんのことは気にせず大俱利伽羅さんといつも通り過ごすのが一番いいのかも知れない。
幸いにも、大倶利伽羅さんは明日午前中の出陣だけだったはずだ。私も午前中で仕事を切り上げてしまえばその後は自由だし、きっと一緒に過ごせる。解決するまで待ってって自分から宣言しておいて何とも情けないけど…もうそんなこと言ってられない。
いっそのことシーちゃんのことは放っておいて二人で出掛けてしまおうかな…
こんな状況だからか、大倶利伽羅さんが恋しくて堪らない。
明日は沢山甘えて…それから彼と今後のことも考えよう…それでいいよね…うん、それがいい。
半ば押し切るように心に決めた後は、少しばかりか肩の荷が下りた気がした。