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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第48章 忍び寄る魔の手


骨董市に着くと、想像より規模が大きく人もごった返していた。
シーちゃん、こんな人混みの中大丈夫かな…と思いそっと彼女の顔を伺うも、絵画や西洋アンティークなど様々な骨董品が並べられているのをみては目を輝かせている彼女に私は安心した。


「これは…見応えがありそうだね」

「本当に…歌仙の好きそうな壺とか茶器とか沢山あるね!」

「凄い!思ったより規模が大きいですね!なんだかワクワクしてきちゃいました。食器とかいいのあったら私も奮発して買っちゃおうかな」

「うんうん、気に入ったのがあればいいね!」

「主、人が多いからはぐれないように気を付けて。君も、僕たちから離れないようにね」

「はい、歌仙様」

「歌仙は私たちに遠慮せず好きなもの見てていいよ。ちゃんと離れないように気を付けてるからさ」

「そうかい?」

「うん、楽しみにしてたでしょ?骨董市に来るの」

「ああ、そうだね。まあ…危険な気配もないし…お言葉に甘えることにしようか」


それから歌仙から離れないように気を配りながら、私たちも食器などを手に取り見ていた。シーちゃんは行きたいと言っただけあり興味津々の様子。


「主、この壺素晴らしいと思わないかい?」


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