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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第2章 出会い


それから私は大倶利伽羅さんをこっそり観察するようになった。

すると色々なことがわかった。

彼は短刀ちゃん達に優しくて、自分の分のおやつをあげていたり、こっそり五虎退の小虎ちゃんと戯れていたりする。誰かが近付くとさっといなくなってしまうけど…

それに、馬の世話をしてるときは凄く優しい目をしているらしいし(兼さん情報)、内番をさぼってる兼さんを注意していたり(国広くん情報)。

一度彼が五虎退に自分の分のおやつをあげた後に、五虎退の頭をくしゃりと撫でている姿を丁度目撃してしまった事があった。
その時に大倶利伽羅さんと目が合ってしまって、彼の顔が耳まで赤くなっていた時は衝撃的だった!

大倶利伽羅さんの事を可愛いと思ってしまったことは、内緒…である。

それに近侍も内番も割り当てた時は嫌そうにしてるけど、きっちり真面目に取り組んでくれる。

相変わらず話しかけると素っ気ないし、必要以上なことは話してくれないけど、日を追うごとに顕現当日に感じた怖いという印象はなくなり、光忠のいう通り、照れ屋さんなんだろうなぁと思うようになっていた。


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