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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第46章 政府の監査


「…ッ」


あっという間に舌を探し当てられ絡められ、くちゅ、ちゅくり、と卑猥な水音が静かな書庫に鮮明に響く。


「ん…、んっ」


じゅうっと舌を吸い上げられて彼の口内へ導かれては、しばらく舌を愛撫され、今度は彼の舌が私の口内に入ってきてペロッと上顎を舐められて…

散々彼に教え込まれた身体の奥が、疼きを溜め込んでいく。

おかえりのちゅうって言ったのに…こんなの全然おかえりのちゅうじゃない…


「………ふっ」


息の仕方すら分からなくなるほどに、何度も何度も口付けを繰り返しているうちにずっとこうしていたいという欲求が膨らんでいく。


「……は」


大倶利伽羅さんの熱い吐息が聞こえ唇が離され、角度を変え貪るように再度唇が合わさる。深く合わさる度に鼻先が触れ合って、まるで愛情を示し合わせてるかのようで…キュンと胸がときめいた。


…このままずっとこうしていたい。でもこうしていると気持ちが良くて何もかもどうでもよくなってしまう…

ダメなのに、執務室に戻らなきゃいけないのに、もういいか…なんて思っている自分がいて、恐らく本気で嫌がったらやめてくれるのに、それをせずに受け入れ喜んでしまっている私がいる。


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