刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
やる気満々だな、って言われるんじゃないかと落ち着かないし、怖くて気まずい…
やっぱり慣れない事なんてするもんじゃない、そう思い着用した事を少し後悔しかけたとき、大倶利伽羅さんの金の瞳がすっと眇められた。
「あぁ……いいな……」
「っ…」
「これを……俺に見せたかったのか」
「…ぁ………う…ん、伽羅ちゃんが喜んでくれる…と、思った…の…」
「…そうか」
少し表情が柔らかくなった気がして、意外にも喜んでくれているような様子に胸が高鳴るけど、見られていることがやっぱり恥ずかしくて顔を背けながら答えると、大倶利伽羅さんは突然私を抱き上げた。
「……っ!」
またまた視界がぐるりと回り、あっという間に彼の膝に乗せられている状態に吃驚する。
「あの、え…?な、なに…?」
「今日は……あんたがしてくれるんだったな」
「へ…!?」
金の瞳がからかうような色を浮かべ、ふ、と細められる。微かに笑った大倶利伽羅さんは私を膝にのっけたままシーツに体を投げ出し背中を沈ませる。私は仰向けになった大倶利伽羅さんの、ちょうど股間の上に跨ぐように座っている状態になった。