刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
あの下着を身に着けているということを思い出した瞬間、快感でぼんやりしていた意識が澄み切ったように冴え渡る。
そして釦を外すごとにはだけていく胸元からチラチラと魅惑のランジェリーが見え隠れし、私の心臓が煩く脈打っていく。
全て外し終わり、胸元を開かれた瞬間大倶利伽羅さんの目が見開かれ動きが止まった。大倶利伽羅さんの視線が突き刺さるようで緊張が更に増す。
「あんた…この下着…」
「あの、上下お揃いなのっ」
「…」
恥ずかし過ぎて焦り、逆に見てくださいと言わんばかりの発言をしてしまい、しまったと心中で絶句した私は慌てて顔を覆った。
全身が心臓になったようにドキドキしている。大倶利伽羅さんの視線を痛い程に感じる。
そんな中容赦なくするりとズボンも脱がされてしまい、下着姿の私が大倶利伽羅さんに惜しみなく晒されている状態になってしまった。
指の隙間から視線を自分の体に向けると、赤と黒のレースが…腰に結ばれた紐の蝶蝶結びが…とにかく厭らしくみえ、羞恥で逃げ出したくなった。
大倶利伽羅さんが私の体をじっと見下ろしている。まるで舐め回すかのように肌に視線を這わせられ、恥ずかしいのに…何故か下肢はずくずくと疼いている。