刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
政府から頼まれた書類を確認していると、なんと何種類か期日があと3日しかないのに気付いた。
うそ……この量を?
今しがた届いたばかりの書類なのに鬼畜すぎる。
しかも重要書類ときた。これは、近侍にも頼めない類いだ。
更に今は月末、只でさえ通常の仕事に加えてやることが沢山あり忙しいというのに。これは…絶対完徹しなければ終わらない。
こんなことになるなら月末の仕事を後回しにせずに早めにやっておくんだったと後悔するも、そんな時間でさえ惜しい。とにかく時間が無い。早くしなければと内心半泣き状態で早速取りかかった。
近侍の薬研くんには日課分と月末分の、近侍が対処出来る書類を手伝ってもらうようにお願いした。
「いいぜ、大将。こっちは任せな」
眼鏡を掛け直してから軽くウインクする白衣姿の彼は、本当に短刀とは思えない程の色気を放っている。
快く引き受けてくれた薬研くんに感謝しつつ、活字と向き合う事数時間…
流石に目が疲れてきたので、この日何度目かの目薬を点眼した。この目薬、なかなかの清涼感があり点した途端目が冴える。
「効く〜!」
「大将、目薬もいいが回数しっかり守ってくれよ?」