刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第41章 神酒
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「で?審神者様もう少し詳しく教えて下さい。でないとまたやり直しになりますよ」
「うぅ…」
あの後、審神者が刀剣用の神酒を間違えて飲んでしまった場合の症状等を報告書に記載しなければいけなく、恥ずかしさのあまり適当に記入し政府へ提出した所見事に却下され、こんのすけに事情聴取されるはめになった。
「それで?具体的にはどのような症状が出て、どれ程乱れて何度抱かれたら効果は切れたのですか?」
「なっ!…お、覚えてないったらっ」
本当は頭の片隅で微かに覚えていたけど、思い出しただけで穴に入りたいほど恥ずかしくてどうにか逃れようと必死に誤魔化す。
いくらなんでもそんなにこと細かく聞かなくても良いじゃない…
「…それでは大倶利伽羅様に聞くしかありませんね!」
「や、やだっ!それだけはやめて!…ねえ、こんのすけ、ほとんど伝えたからもういいじゃないの…」
「審神者様!全てを答えないと終わりませんよっ!私はこの報告書を仕上げろと念を押されているんですからね」
「そんなぁ…こ、こんちゃあん…」
「そんな顔をされてもこ、こんのすけは、こんのすけは動じませんよ!!」
縋るようにこんのすけを見ると、一瞬動じたようにみえたこんのすけだったけど、ブンブンッと勢いよくかぶりを振って机をパンッと叩いた。