第41章 神酒

我慢がならず勢いよく引き抜いた後一気に最奥まで貫き、肌のぶつかり合う音を響かせ激しく腰を動かし始めた。

揺れる乳房にしゃぶりつきながら休むことなくじゅぶ、ずちゅんっとナカを掻き混ぜ突きあげれば、大倶利伽羅を包み込んでいる膣内が収縮し、荒い呼吸をした彼女の顔が快楽に歪む。


「っあ、…そ、こッ、ンっ！気持ちいいッ、伽羅ぁ！！」

「…っ！…ふ……く、」


普段呼ばれたことのない呼び方で呼ばれるという不意打ちを食らった上に、まるで精を搾り取ろうとする収縮に大倶利伽羅の眉間に深くしわが刻み込まれる。

大倶利伽羅の首に下げたままのネックレスが彼女の視界の端で揺れるのが見える。
上体を起こした大倶利伽羅が挿入したまま、性急に彼女の両膝を自身の両肘にそれぞれかけて大きく開かせたからだ。

自然と腰が布団から浮き上がり、結合部が丸見えの状態になっていることに普段の彼女なら思い切り抵抗しただろう。だが今の彼女は快楽に溺れていてそれどころではない。

濡れた瞳が大倶利伽羅を求めるように見つめている。大倶利伽羅もまた熱っぽい吐息を吐きながら情欲に染まりきった瞳で彼女を見下ろしていた。