• テキストサイズ

ボーダー最強が暗殺教室に通うことになったみたいで。

第5章  椚ヶ丘中学三年E組 通称ー暗殺教室ーでの任務開始


 案の定三分遅刻した僕はレポートと課題の山を手伝わされた挙句、模擬戦を(主に太刀川さんが)「昨日の続きだ」といわれ三十連でやったのであった。その後も結局レポート手伝わされ、二時間しか寝ていないわ遅刻しそうになるわ…。
 とにかく大変だった。それより、レイジさんの朝食食べたかったな~。

 そんなこと思いながらぼーっと過ごしていると、赤髪が遅刻して登校してきた。…凄いイラつく。僕が昨日、ありえないほど大変な目にあったのも知らずにのこのこと遅刻してきやがって…。
 休み時間なのをいいことに、僕は文句を言うことにした。
 「おい赤髪ちょっと表出ろや」
 赤髪は何かに驚き、一瞬硬直してから答える。
 「え、なんで?」
 笑顔でそう言われたから余計にイラついたのだろう、僕は早口で
 「お前に責任取ってもらうために決まってるだろうが」
 「俺何もしてないけど」
 赤髪がそう口に出した瞬間、何かが音を立てて切れた。何もしていない、だと…?
 「あのなぁ、お前昨日自分がした事わかってんの?」
 僕は目いっぱい息を吸い、まくし立てる。
 「お前が昨日僕の進路を妨害してこなかったら(任務に)遅れることもなく、始末書も書かずに済んだんだ。ついでに言うとあの後「遅れたから責任取れ」とか何とか言いやがった太刀川さんといずみん先輩に、レポートと課題押し付けられたんだからな。風間さんがいたらどうにかなったのかもしれなかったけどさ、こういう時に限ってきてなかったし…。おまけに半分終わらせたから~、って思って夕飯食べに行ったら言ったら三バカと太刀川さんにつかまって、それぞれと十連バトっていたらラウンジしまっちゃったし。ってか今思ったけどなんでいずみんと太刀川…いずみん先輩と太刀川さん僕に全部押し付けたくせに遊んでいたんだろうね。あいつら蜂の巣だ蜂の巣。
 …とにかくこの後にも散々宿題やらされた僕は、二時間しか寝てないんだよ。しかも昨日の夜と今日の朝の二食分何も食べてないんだよ。お前のせいでこうなったっていうのに、「何もしていない」?ふざけんな。ってことで責任取って僕にフルボッコにされろ」

 これだけの長文を噛まずに言えた僕は凄いと思う。息継ぎも無しにまくし立てたせいで、息が切れる。
 息を整えているところで、近くにいた水色髪の男子…?がボソッと呟く。
 「それってただの八つ当たりじゃ…?」
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp