第29章 別れと髪と、湯と理性と
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……✂︎……✂︎……秘密の袋とじ…✂︎……✂︎……
●シカマルとセツナ
「おいちょんまげ」
「ちょんまげって言うな」
「明日発つ前に、地図をやる。
ここから木ノ葉を繋ぐ、裏ルートがあってな…そこを通れば最短距離をいける」
「……罠じゃねぇだろうな」
「お前、疑り深くて嫌な奴だな」
「まぁ性分だな…」これは
「あと地図にも書いてあるけどな、通り道に怪我によく効く湯があるから。湯治してけ」
「お。温泉か…いいな。ありがてー」
「………覗くなよ?」
「覗くか!!」
「え、何お前信じらんね…。覗かないってまじで言ってんの?こわ。
男としての機能備わってんの?」はん
「備わってるし、
俺には理性も備わってんだよ」イラァ
「……いやいや、信じらんねぇ…」ぶつぶつ
「おいこら、覗いて欲しくないのか欲しいのかどっちなんだよアンタはよ」